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摂食障害

摂食障害 妊娠・出産

自分

前回は摂食障害を続けることで妊娠できなくなる可能性があるか、リスクはあるかを書きました。今回は、妊娠中・出産でのリスクを書いていきたいと思います。

摂食障害 妊娠中・出産リスク

妊娠中は自分への影響だけでなく、お腹の中にいる赤ちゃんへの影響も出てきます。赤ちゃんとは一心同体ですからね。

  • 妊娠高血圧症候群
  • 早産・流産
  • 貧血
  • 低出生体重

妊娠高血圧症候群

高血圧症候群は妊娠20週以降に高血圧が見られる、または高血圧が見られ尿タンパクを伴うときのいずれかの場合に診断されます。

高血圧症候群が引き起こす問題

・脳卒中

・胎盤早期剥離

・胎盤機能が低下し、胎児への酸素や栄養の供給が低下して、胎児発育不全や胎児低酸素が起こりやすくなる。

・HELLP症候群、子癇、急性妊娠脂肪肝などの重篤な合併症が起こりやすくなる。

摂食障害だとなりやすい理由

高血圧症候群は摂食障害に限らず妊娠中に気を付けなくてはいけない病気です。妊娠中は息をしているだけで体重が増えると言われるほど体重管理が難しくなります。

そのストレスから、摂食障害の症状を加速させてしまうこともあるかもしれません。

高血圧症候群は「過食」による食べ過ぎによって起こりやすいと言われることが多いです。

しかし摂食障害を患っていると、多くの場合母親の栄養状態は良いとはいえません。

摂食障害の病気の症状として、極端な摂食制限や、過食後に絶食期間をもうけたりします。特定の食品しか摂取できない場合もあります。

摂食障害では低栄養か極端な栄養の偏りがあることが多いと思います。

妊娠初期の栄養状態が胎盤形成に影響を与えることが知られています。妊娠初期の低栄養、あるいは極端な栄養の偏りが、妊娠高血圧症候群の胎盤形成不全と関係しているかもしれないとも言われています。

「過食」の症状はなくても「妊娠高血圧症候群」になるリスクはあるといえます。

早産・流産

流産は妊娠22週未満の児の娩出を指します。
早産は妊娠22週以後、37週未満の出産を指します。
切迫早産は、「切迫」という言葉の意味の通り、分娩には至っていませんが早産になりかけた状態です。

摂食障害には早産・切迫早産が合併しやすいです。
早産・切迫早産の原因は感染症であることが一般的に知られています。
しかし、感染症が関わる早産は約40%ともいわれ、過半数の早産の原因ははっきりしていません。
早産の原因のひとつ、あるいは増悪因子として大きな位置を占めるものにストレスがあります。
早産・切迫早産が母親の心理的なストレスと関わりが深いことが知られています。
妊娠中に配偶者が失職するなどの出来事が早産を誘発するという報告もあります。

摂食障害だとなりやすい理由

上記に書いたように、早産・流産の原因には「ストレス」が大きく関わつています。

摂食障害の方は、対人緊張など日常生活からもストレスを受けやすく、ストレスに弱い精神構造をしています。

妊娠による体型の変化、環境の変化も、摂食障害の方にとっては大きなストレスとなることがあります。

なにより、妊娠しても過食嘔吐やチューイングなどの症状が止められず、そのことで自分自身を強く責め、罪悪感を抱いてしまいます。

摂食障害の妊婦さんの最も大きなストレスは、症状に伴う自責と罪悪感でしょう。

摂食障害の方は、早産・切迫早産につながるような過大なストレスを抱えやすいのです。

また妊娠中症状が抑えられる人もいると思います。

しかし、根本的なところが解消されて症状が出なくなったわけでなく、妊娠したため我が子のために抑えている状態。

根本的なところのストレスに加え、症状で発散できないストレスが加わります。

摂食障害にはまた、自身が抱える過大なストレスを認識しづらいという一面もあります。

認識できないストレスも過食や過食嘔吐のエネルギーになります。

 

摂食障害が早産を合併しやすいもうひとつの原因として、妊婦さんの「やせ」が挙げられます。

やせた状態で妊娠したり、妊娠中の体重増加が過少である場合、早産や低出生体重児出産につながることが知られています。

また、摂食障害の症状として過食や嘔吐がある場合もあります。

妊娠中期以後は、目に見えて妊婦さんのお腹は大きくなります。

胎児が成長し、子宮が大きくなるためです。

過食による胃の拡張・嘔吐の体勢・嘔吐による腹腔内の圧変化は、大きくなった子宮と胎児を物理的に圧迫するでしょう。

過食嘔吐行為それ自体が、早産・切迫早産を誘発しうるものです。

貧血

妊娠中から産後まで、母親が貧血状態になることで、お腹の赤ちゃんやお産、産後の生活にも影響を与えます。

妊娠中:胎児への影響

血液検査で、貧血と診断される「ヘモグロビン値11.0g/dl」を大幅に下回る「6.0g/dl」になると、胎児の発育不全や早産などが心配されます。

出産:お産が長引く可能性がある

貧血が重いと体力が低下します。すると、効果的な陣痛がつかず、お産が長引く可能性も。また、出産時の出血が多かった場合に貧血が進み、産後の体力に影響する心配もあります。

産後:ママの体力回復が遅れる傾向に

産後、ママの血液量や循環は通常に戻りますが、分娩での出血でだれもが貧血傾向に。また授乳によって鉄分が排出されます。この時点で貧血状態では、体力の回復がさらに遅れることも

低出生体重

赤ちゃんが低出生になる一番の原因は早産です。

摂食障害だとなりやすい理由

妊娠中は、ホルモンバランスが不安定になったり、自律神経が崩れたり、悪阻がおこったり、便秘、貧血など体調の変化がおこります。

また体重が増えます。

息をしても太ると言われるように、嫌でも体重が増えるときがあります。

もちろんこれは胎児の重さや、羊水など必要な増加です。

しかし、このような身体の変化や精神的に不安になったりメンタルが崩れたりしやすくなります。

今までのように身体が動かしずらくなったりして、それがストレスになったり、ストレス発散ができなくなることがあります。

そのためストレス→早産→低出生になることが多いです。

まとめ

妊娠中は身体の変化が大きく、身体へのコンプレックスを人より多く感じる摂食障害の患者さんはストレス、不安が多くなります。

また、今まではできていたことができなくなったり、我慢をしなければいけないこともでてきます。(喫煙、生もの、カフェインなど)

私も、たばこをやめました。

食べ吐きもしなくなりました。

大好きだったエナジードリンクやカフェインが入った飲み物も飲めなくなりました。

↑これはやめたのではなく、悪阻?で全く受け付けなくなりました。

妊娠中は、こういった飲み物や今までよく食べていたゼリーやガム、飴、甘いもの、炭酸飲料等が食べれなくなりました。

身体によくないから赤ちゃんが教えてくれてるんだよと、言われたことがあります。

お腹の中から教えてくれてるんだと、食べれなくなったことがストレスにならず、逆に私めっちゃ健康じゃん!!とポジティブになれました。

妊娠中、食べ吐きをしたり、栄養を取らないことでリスクも出てきますが、周りの人達に今の自分の状況を話、サポートしてもらったり、マタニティーママさんの集まりやサポート、ヨガ、マッサージなど今はたくさんのものがあるので参加してむるのは、とてもいい時間になると思います。

産後にもつながる、いい出会いにもなると思います。

活用してみましょう♪

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摂食障害カウンセリング

何十年も戦ってきた摂食障害を、こうしてブログを通して伝えて、共に理解し、共感し、回復へ進めたらと思っています。

なかなか話せない、わかってくれる人がいない。当事者の方、ご家族様、周りの方々は本当に辛いと思います。

少しでも私の経験がお役に立てればと思っております。

今となっては母となった私です。

子どもの立場、母親の立場、両方を経験したことでお伝えできること、分かち合えることがあると思います。

カウンセリング興味ある方がいらっしゃいましたら、コメント(メッセージ)いただければと思います。

質問や、この時どうだったか等、疑問質問でも構いません。またこういうことを書いてほしいなどありましたらコメントいただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

たまには美味しいもの食べてリフレッシュしましょう♪

あと妊娠中は葉酸を取るのもおわすれなく!!



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